
言葉と生活を通してすべてを主にお返ししよう!2008-2009
何も自分の物とせず連帯して小ささの内に生きる事は、フランシスコがその時代に聖福音に対する選択として生きた生活様式を、私たち自身のものとする事です。それはフランシスコが「言葉と模範を通して」(クララの遺言5)示した生活様式です。そしてそれは究極的にはフランシスコが、「神の身でありながら、神としてのありかたに固執しようとはせず、かえって自分をむなしくして、しもべの身となり、人間と同じようになって、死に至るまで、十字架の死に至るまでへりくだって従う者となった」(フィリピ2,5-8参照)キリストと同じ思いを抱き、「私たちの救いのために、小さなパンの形色に隠れるくらいへりくだられた」(全兄弟会に送られた手紙27参照)その方の思いを自分のものとした事によって成り立っているのです。