聖クララ会創立800年祭

フランシスコ会総長のメッセージ (3/4)

アッシジ精神25周年

image 800年祭がアッシジ精神の25周年と同じ時期に行われるのは啓示的です。フランチェスコとキアラの福音的経験は、ヨハネ・パウロ2世にアッシジを平和のために祈る世界中の指導者を集めるという歴史的行動を実行するための場所として選ぶように導きました。この行動から、「アッシジ精神」としてそれ以降知られるようなものが生まれてきました。私たち、フランシスコ会士はアッシジに生まれます。しかし、私たちは「アッシジ精神」をフランシスカン家族の栄誉として、いやむしろより平和な世界を築き上げる私たちの貢献や奉仕をささげるための緊急の招きとして考えていませんでした。そして、あなた方、貧しいクララ会士たちは一層それにささげなければなりません。なぜなら、フランチェスコとキアラのメッセージは、ヨハネ・パウロ2世が1993年にアッシジで述べたように、「今日、福音の三つの言葉のうちに、すなわち、貧しさ、平和、そして祈り」のうちにまとめあげられたものだからです。教皇は続けて、「貧しさと平和はキリストのメッセージからの二つの必要条件であり、今まで以上に現代世界で有効です」。教皇は「福音的貧しさは平和の源です」と述べることで、結んでいます。

これは問題の複雑さを避けることでも、徹底した変化を避けることを示しているわけではありません。「愛の文明」は、もしそれが私たちの街の中心になければ、そして私たちが貧しさと自由であるために大胆さを持っていなければ、生じてこないということを単に示しているだけです。そして、新しいやり方で「物事の(なかにある)秘義」を、そして人間の困難な状況に喜びをもってこたえることを理解するために「貴女貧しさ」とともに「閉域」に入ることを示しているだけです。つづき

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